紛争の内容

浪費等により多額の債務を負うに至った申立人の破産事件の破産管財人に選任された。

経過

 投資会社の役員として一時期高額な収入を得ていたものの、接待のクラブ通い等に多額の支出をしており、収入が下がった後にも支出が減らず、破産申立てに至った。破産手続開始決定後、破産者の反省、生活状況を中心に調査をした。

結論

 破産者の反省、経済的更生への真摯な態度等から、免責の決定が下された。

学ぶこと

 収入を超える金額をクラブ通い等に費やしていた場合、免責不許可事由が存在するものとして、免責の可否について、厳しく調査されることになります。