弁護士費用を、消費者金融などから借りれば、詐欺罪ということにもなりかねません(事情を話して親族から借りるということならかまいません)。なぜなら、債権者に対する返済をすることができないと考えたからこそ、弁護士に破産の手続を・・・
Q07.保証人がついている債権があるのですが、債務者が破産をした場合、保証人の責任はどうなりますか。
債務者が破産をしても、保証人の責任には何ら影響がなく、保証人は債務者の債務を支払わなければなりません。したがって、債務者が破産をすれば、債権者は保証人に対して請求をすることになります。 保証人にも支払能力がない場合は、保・・・
Q06.債権者の中に親族がいるのですが、弁護士に破産の手続を依頼した後、この親族に対して返済をすることができますか。
破産をすると決めた以上、一部の債権者にだけ返済をすることはできません。なぜなら、破産というのは、破産者の財産をお金に換えて、全債権者に平等に配当する手続ですから、一部の債権者に対してだけ支払いをすることは、いわゆる偏頗弁・・・
Q05.破産は、破産者の財産をお金に換え、債権者に配当する手続と聞きましたが、裁判所の破産開始決定後に稼いだものについても、債権者に対する配当の対象になってしまうのでしょうか。
確かに、破産は、破産者の財産を換価し、債権者に配当する手続ですが、基準となるのは、破産開始決定の時です。つまり、破産開始決定の時に存在する財産をお金に換え、破産開始決定の時に存在する債権者に配当する手続です。したがって、・・・
Q04.免責許可決定を受けると、借金がゼロになるのですか。
免責許可決定を受けることができると、下記のような債権を除いて、支払い義務が免除されます(借金がゼロになります)。 【免責されない債権】 ■ 破産者が知っていて債権者名簿に記載しなかった請求権 ※ したがって、すべての・・・
Q03.免責はどのような場合に不許可になるのでしょうか。
免責が不許可になるのは次のような場合です。 ① 破産者が、財産を隠したり、債権者の不利益になるような形で財産を処分したとき。 ② 浪費や賭け事をし、その程度がひどいとき。 ③ 債権者を騙してお金を借りたとき。 ④ ・・・
Q02.破産手続を取った場合でも、給料差押などをされることがあるのですか。
債権者は、貸金請求の訴訟を起こして支払いを命じる判決をもらったり、また、お金を貸すときに公正証書を作っている場合は、その公正証書をもとに、債務者の財産を差押えることができます。給料債権も債務者の財産ですから、差押えをする・・・
Q01.過去に破産をして免責を受けているのですが、今回さらに、破産をして免責を受けることができますか。
以前に免責許可決定が確定した日から7年以内に、再度、免責許可の申立をした場合には、再度の免責を受けることはできません。7年を超えていれば、再度の免責を得ることができますが、現在の裁判所の運用として、そのような場合は、破産・・・