依頼内容

転職を繰り返しており収入が安定しない、通勤用の自動車を購入したが購入後に度重なる不具合が発生し修理費用を借入れで賄い返済を続けていたが、職場でうまいくいかないことが続き収入が一時途絶えるなどしたため返済が困難となったとのご相談でした。
返済をしない状態でぎりぎりの収支であったため、破産手続申立ての代理人として受任しました。

負債状況

400万円程度

資産状況

負債の増大の原因となった自動車は既に手放しており、その他、めぼしい財産なし

方針・事件処理の結果

自動車の不具合の原因や修理にかかった費用を具体的に説明することで同時廃止手続(破産管財人が選任されない手続)での処理となりました。
その後、無事、免責許可決定がなされました。

本事例に学ぶこと

当初予定していなかった支出により借入れが増大するということがあり得ます。
必要に応じた支出としてもそれを際限なく行うことは危険であり、自身の収入との関係でどこまでの支出までであればコントロールできるかについて慎重に検討する必要があります。

弁護士 吉田竜二