ご依頼の内容

依頼者の方は、仕事のストレスなどから買い物依存症となり、毎日大量の買い物をするようになりました。
また、ストレス発散のために友人と遊ぶなどした結果、手持ち現金が足りなくなり、キャッシングの残高も増えてしまいました。
債権者から訴訟を起こされたことをきっかけに、ご家族の方と一緒に来所され、自己破産の申立手続きを受任しました。

本事例の結末

ご家族の方の協力の下、規則正しい生活をし、買い物をするときは記録をつけるようになりました。
また、依頼者の方は仕事のストレスから精神科にかかっており、そこで処方された薬を服用しなかったことも上記の浪費に拍車をかけていましたが、薬をきちんと服用するようになりました。その結果、まったく浪費をしなくなりました。
返済できないほど負債が増大してしまった原因を振り返り、その旨誠実に裁判所に報告した結果、同時廃止手続きとなり、負債は免責されました。

本事例に学ぶこと

本件のように、生活を再建するためにはご家族の協力が必要となるケースもあります。
借金のことは家族には秘密にしておきたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、自己破産の手続きを進めるうえでもご家族の協力は不可欠です。
きちんとご家族に打ち明け、債務を法的に整理するので協力してほしいとお願いすることが、生活を再建するうえで重要であると考えます。