紛争の内容

 依頼者は、もともと生活費が少し足りず借金をしていたが、長年返していなかった。そのうち、家賃滞納、住宅ローン滞納等も重なり、さらに転職で給与も下がり、合計で800万円近くの借金を負いました。催促も厳しくなり、返すあてがなくなってどうしようもなくなり、相談にいらしました。

交渉・調停・訴訟などの経過

 依頼された時から、家計簿をきっちりつけていただき、当事務所でも、家計簿を数ヶ月確認しました。また、無駄な出費をしないように指導させていただきました。その上で、万全の準備をして破産の申立てに至りました。弁護士費用は8ヶ月の分割でいただき、その間に、家計を整えたり書類を準備しました。

本事例の結末

 裁判所で面接がありましたが、そこでは、今後の生活の事や、いままでのお金の使い方等を聞かれましたが、特に回答には問題無く、無事に同時廃止で破産が終了し、免責も認めてもらえました。

本事例に学ぶこと

 裁判所ではお金の使い方は厳しく見られます。ご依頼いただく際は、きちんと生活を見直すという気持ちが重要です。