
借金が返せなくなってしまったときや、返済はギリギリできているが生活がもう厳しくなってしまっているとき、「もう少し頑張れば返せるかもしれない」「相談するのはもう少し追い込まれてから」という事を考えるかもしれません。
しかし、その悩んでいる間にも事態は確実に悪化しています。債務整理手において「時間」をかけてしまうのはリスクを大きくしてしまう可能性があります。
返済を遅らせるたびに加算される遅延損害金は、通常の利息よりも遥かに高率であり、元金の減額を困難にします。これは、自転車操業で返済を続けている間に、債務総額が雪だるま式に膨らむ主な原因です。この遅延損害金は、手続きが遅れるほど、解決のハードルを上げてしまいます。
また、自己破産や個人再生といった法的手続きを検討する場合、資産の売却や処分が厳しく問われることになります。例えば、返済が苦しくなってから慌てて車や不動産を売却したり、特定の親族に贈与したりすると、財産を隠そうとしたのではないかと考えられ、裁判所での手続きが不利になるリスクがあります。
弁護士への相談は、この「危険な時間」を止めるための第一歩です。
「まだ大丈夫」と考えるのではなく、「これ以上、状況を悪化させないために」という視点で、できるだけ早い段階で法律の専門家にご相談ください。その一歩が、将来の生活再建への最大の近道となります。






