
「自己破産をすると人生が終わるのでは?」と心配される方は少なくありません。確かに、破産をすると一部の財産を手放したり、官報に名前が載ったり、クレジットカードやローンが使えないなどの制限が一定期間あります。また、一部の職業に一時的に就けないといった制限もあります。
しかし、自己破産は“再出発のための制度”です。借金の返済義務から免除されることで、返済に追われる日々から解放され、生活を立て直すチャンスが得られます。生活の必要な家具や日常品は手元に残すことができますし、働くことや日常生活を送ることに制限はありません。
つまり、自己破産は「人生の終わり」でなく、「新しいスタートライン」に立つための手続きなのです。苦しい状況を抱え込むよりも、制度を正しく利用して前向きに生活をやり直しましょう。また、「借金をすべてなくすのではなく、少しでも返したい」と言ったようにご事情やお気持ちも様々あるでしょうから、お悩みの方は専門家、または一度弊所にご相談ください。