紛争の内容

依頼者は収入が大きく下がった一方で、子どもの教育費や生活費等の支出が増大し、家計が苦しくなったため、借入れが増えたものの、その後収入もさらに下がり、返済ができなくなってしまいました。

交渉・調停・訴訟などの経過

申立てにあたり、妻協力のもと、家計簿を作ってもらい、家計の収支に気をつけていただきました。
その結果、月の収入の範囲内で家計をやりくりし、継続的に余剰を出せるような家計の状況となりました。

本事例の結末

過去に一定期間、ギャンブルをしていた時期があったため、その点については直筆で反省文を書いていただきました。
その結果、破産管財人がつくことなく、同時廃止(破産手続を開始するのと同時に、同手続を廃止すること)により手続きが進められ、裁判所から免責決定を受けることができました。

本事例に学ぶこと

自己破産の手続は、依頼者様から、①必要書類のご準備を速やかに行って頂き、②弁護士費用の支払を速やかに行って頂ければ、その分速やかに手続きを行うことができます。
本事例では、家計簿等もしっかりとつけていただき、また①②のいずれも速やかにご準備頂いたので、比較的素早い解決を図ることができました。